弁護士
- 経理が他人に任せっきりの状態
- 放漫経営(ほうまんけいえい)
- 会社を私物化してしまう
- 売り上げの見込みが立っていない状態で大きな設備投資をしてしまう
- 現状のビジネスが回っていない状態での海外新規開拓
放漫経営(ほうまんけいえい)とは?
数字をはっきり見ずに全てざっくり勘定で「1億、2億」という具合に経営をしてしまう状態です。
あまりに大きく「ざっくり勘定」にしてしまうと収支が見え辛くなってしまうので気を付けなければなりません。
会社の私物化について
社長さんが会社のお金を遊びに使いすぎて、税金が払えなくなるというケースも少なくありません。
会社のお金を使うということは、経費計上できないものの場合、社長は役員報酬を自分に支払ったということなる可能性があります。
自分に役員報酬を払ったということになると源泉税、所得税が発生しうるケースもあります。
税理士などが傍についておらず、欲しいだけお金を使ってしまったために会社にお金が無くなってしまい、更に税金や社会保険も支払えずキャッシュフローが回らなくなってしまうケースも見受けられます。
また、一度そういう癖がついてしまうと元に戻すのが難しくなってしまう傾向があります。
売り上げの見込みが立っていないが大きな設備投資をしてしまう
例えばですが、開業したてのお店に、ボタンを押したら店員が来てくれる、売り上げ管理もしてくれる設備を100万円、300万円をかけて導入してしまったり、ものすごく高価なドアを設置してしまうということがあります。
売り上げの見込みが立っていない状態で、借金して大きな設備投資をどんどんしてしまうと、後々債務超過になって破産することになる可能性があります。
現状のビジネスが回っていない状態での海外への新規開拓
現状のビジネスが上手く回っていない状態で、起死回生しようと新規開拓で海外事業に手を出し失敗してしまうというケースもあります。
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まとめ:会社を経営難にしないために
- 基本は収支を把握すること
- 税金や経理の知識など最低限勉強しておくこと
魔法の様な方法は無いかもしれませんが、少なくとも収支を把握している社長さんは利益を出せています。
また、同じ様な失敗をしてしまったからと言ってやり直しが効かない訳ではありませんから、当事務所で何かお力になれることがあればご相談頂ければと思います。