内部統制とは?押さえておくべき3点セットについて解説
企業経営をする上では、企業内部における健全な運営が重要です。
こうした健全な運営を行うためのシステムを内部統制といいます。
そして、内部統制には3点セットというものがあり、これらをしっかりと組み込んでおく必要があります。
当記事では内部統制、そして内部統制の3点セットについて詳しく解説をしていきます。
内部統制とは
冒頭で内部統制は企業の健全な運営のためのシステムという説明をしましたが、では具体的にはどのような目的があるのでしょうか。
会社の取締役は、会社に対して善管注意義務・忠実義務を負います。
しかし、取締役が会社の全ての業務を監視するというのは非現実的であり、不可能に近いものとなっています。
そのため、会社の適正な業務を確保するために、必要な体制を整備する義務があります。
1つ目の内容としては、取締役や使用人等が業務を執行する上で、法令や定款に適合するように確保するためのコンプライアンス面に関するシステムです。
続いては取締役等の役員の業務執行に関する情報を保存、管理する体制です。
これらは会社の債権者や株主を保護するために必要となる事項です。
次にリスクマネジメント面に対する耐性です。
これは業務執行の課程において発生する可能性のある障害や要因などを分析して、どのような対処をするかといった点を明確化するためのものです。
次は企業集団の業務の適正の確保や監査機関の職務の執行に関する体制です。
企業集団とは子会社などのことを指し、親会社だけではなく子会社内においても監視体制が構築されているかという点です。
さらに取締役との不正な業務執行を牽制する役割となっている監査機関において、職務執行の体制が確保されているかという点も非常に重要です。
監査機関が設置されていない会社の場合には、取締役が株主に対して報告をする体制を築き上げられているかという点が重要になります。
内部統制3点セット
上記で紹介した内部統制システムが構築されているかを把握するためには、以下の3点セットの存在が重要です。
① フローチャート
これは業務執行のプロセスをフローチャートなどの図式を用いて、可視化させたものを指し、取引や会計処理の流れを整理させることができます。
フローチャートを作成することによって、内部統制に問題がないかといった点やどのような業務にリスクが発生する可能性があるかといった点を把握することが可能になります。
② 業務記述書
これは、会社におけるありとあらゆる業務内容を文章として記載するものとなっています。
一つの業務の中にも、さまざまな部門が一連の流れに関わっているということが通常であり、それらを文章に起こすことによって、各過程における担当者のリスクなどを把握することが可能になります。
③ リスクコントロールマトリックス
これは、業務内容ごとのリスクとそれに対する対処法を一覧にすることで、実際にリスクコントロールができているかを確認するための表となっています。
企業法務は中辻綜合法律事務所にお任せください
内部統制システムの理解はしていても、これらを実際に構築するのは非常に難しいものです。
また、経営者の方であれば、経営が忙しくてなかなか着手できないといった方もいらっしゃることでしょう、
弁護士に依頼をすることで、法令や定款に違反する点のない、確実な内部統制システムの構築が可能です。
中辻綜合法律事務所は、内部統制システムをはじめとした企業経営に関する法務も専門的に取り扱っておりますので、お困りの場合はお気軽にご相談ください。
当事務所が提供する基礎知識
-
遺産分割協議の重要性
遺産分割協議は相続の中でも非常に重要な手続きになります。被相続人が亡くなった時点で、被相続人の相続財産は相続人の共有状態におかれることになります。これは仮の状態ですので、相続財産をどのように相続人間で分配するかを決定する […]
-
刑事事件の示談を成立...
示談とは、民事上の加害者と被害者の間の和解を指します。あくまで民事上の和解であり、刑事上の責任がなくなるわけではありませんが、刑事上も大きなメリットがあります。このメリットは段階別に以下の3つが挙げられます。 […]
-
自己破産すると所有し...
自己破産手続きを考えているが、所有している車がどうなるのかわからないといったご相談をいただきます。当記事では、自己破産をした場合の車の取り扱いやその他の財産についても解説をしていきます。自己破産での財産の取り扱い自己破産 […]
-
カスハラとは?定義や...
今日においては、嫌がらせを意味する「ハラスメント」の頭に他の単語を組み合わせた、~ハラスメントが数多く存在しています。パワーハラスメントをはじめとして、セクシャルハラスメントなどの言葉が使われる中、カスタマーハラスメント […]
-
違法にならない退職勧...
■退職勧奨とは「退職勧奨」とは、会社側から退職に向けて従業員を説得し、従業員の同意を得た上で退職させることを指します。一方的な会社からの意思表示により雇用契約を終了させる「解雇」とは異なるため、トラブルに発展するリスクは […]
-
【弁護士が解説】労働...
会社の経営状況などが変わり、労働条件を変更しなければならなくなった際に、給与の減少など従業員にとっての不利益となる変更を行う場合には、注意しなければならないことがあります。もし、変更の際にしっかりとした手順を踏まなければ […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介
弁護士 中辻 大輔 (なかつじ だいすけ)
- 平成21年 弁護士登録
- 平成31年 中辻綜合法律事務所設立
- 大阪弁護士会
弁護士 野村 倖基 (のむら こうき)
- 令和5年 弁護士登録
- 同年 中辻綜合法律事務所入所
- 大阪弁護士会

事務所概要
倒産(再生)・中小企業の法律顧問(支援)・相続・交通事故等の民事から刑事まで幅広く手掛けております。迅速な処理と強力なサポートで、依頼者の利益のために結果を出せるよう尽力しています。
名称 | 中辻綜合法律事務所 |
---|---|
代表者 | 中辻 大輔(なかつじ だいすけ) |
所在地 | 〒540-0037 大阪府大阪市中央区内平野町2-3-14 ライオンズビル大手前1202号 |
TEL・FAX | TEL:06-6910-7370 / FAX:06-6910-7371 |
対応時間 | 平日 9:00~18:00 (事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝 (事前予約で休日も対応可能) |
URL |